【なぜ必要?】9割以上のお家が外壁塗装をしないといけない理由

2023.02.13

築10年ほどがたつと外壁塗装が必要なタイミングです。
その理由についていろいろと聞く機会は多いけれども、心のどこかでは「本当に必要?」とお思いかもしれません。

ところで、東京のシンボル「東京タワー」はどれくらいの頻度で塗装を行っているか、ご存じでしょうか。
建てられてから2023年で65年が過ぎましたが、そのようなことはまったく感じさせないくらい、テレビや写真ではいつでもきれいですよね。サビや汚れがついているなんて、イメージにすら浮かびません。
一戸建て住宅と同じ10年ほど? それとも……

正解は4~6年に一度の頻度。
2019年に行った工事で、実に11回目にのぼります。
東京タワーは鉄製のため、サビが広がると構造が弱くなって崩れる可能性が高く、頻繁に塗装を行わないといけない建物。塗装面積が広大なため、工事は1年以上かけて行われています。

日本は高温多湿で、建物にとっては長生きするのが難しい環境です。
頑丈そうに見える東京タワーですら塗装が必要なので、マイホームも然り。

今回は外壁塗装がなぜ必要なのかについて、紹介したいと思います。

■ほとんどのお家は外壁塗装をしないといけない?

外壁がレンガやタイル仕上げでない限り、ほとんどのお家で外壁塗装が必要になります。
一般社団法人 日本サッシ協会による「住宅用建材使用状況調査」(2022年3月版)によると、現在の新築住宅で使われている外壁材は窯業系サイディングが76.8%、モルタルが7.6%と高いシェアを占めています。
ほかに金属系サイディングやALCなどが残りの割合に含まれていますが、これらはすべて塗装によるメンテナンスが欠かせません。
10年前の外壁材のシェア率はもう少し違うと考えられるものの、レンガやタイルのお家はいずれも少数なので、今お住まいのお家も例外ではないでしょう。

なお、タイルの外壁もメンテナンスとは無縁ではなく、剥がれないように樹脂を注入したり、新しいタイルを交換したりという塗装とは別の工事を行います。
たいていの外壁材は10年目がメンテナンスの時期のため、築20年で取り壊す予定がない限り、外壁塗装は行わなければならないでしょう。

■外壁塗装をしないといけない理由

外壁塗装は以下のような理由から、お家に必要とされています。

・住環境を維持するため

外壁塗装は塗装だけでなく、外壁に生じたひび割れなどの劣化を補修する作業が含まれます。
工事を行えば先の10~15年も、ひび割れをはじめとした劣化がさらに悪化することがなくなるでしょう。

お家は建てた瞬間から劣化が始まるため、10年目くらいになるとあちこちで劣化が見られる状態になります。そのまま放置してしまうと、雨漏りが発生する恐れが出てくることに。
雨漏りは屋根から起こるイメージが強いですが、外壁や軒先、窓のサッシからも起こるのも珍しくなく、壁内を濡らしてやがて腐れてしまいます。そうなると、お家の構造が時間をかけて脆くなり、見えないところで耐震性に悪影響を及ぼしていくでしょう。
雨漏りのほとんどは見つからないため、「うちは大丈夫」と思っていても、調査を行えば柱や梁が深刻なレベルでぼろぼろになっていることが多いです。
外壁塗装は新築時から現在に至るまで受けてきた、雨風や紫外線による劣化を補修し、保護する役割があります。
お家は常にダメージを受けているため、住み続けるためには万全の状態を保てるよう、工事を検討しましょう。

・美観性を維持するため

外壁塗装を行うと、見た目が美しくよみがえります。
工事では合計で3回に分けて塗装を行うため、元の下地は見えなくなり、カラーチェンジも可能です。

外壁は古くなっていくと汚れがつきやすくなり、そのままでは汚い見た目になっていくでしょう。なぜかというと、水を弾かなくなっていくからです。
水を弾く力の強い新築時は、そのままでも雨が降れば汚れは落ちますが、徐々に雨水を吸うようになると、汚れが表面に留まることになります。
じめじめとした日当たりの悪い壁になると、水分が乾かないためカビ・コケ・藻が発生して、さらに見た目が悪くなってしまうでしょう。

外壁塗装の塗料は水を弾く樹脂を含んでいるため、塗装完了時に美しくなるほか、雨が降ってもきれいな状態を長く保てます。
現在は光触媒などのさらに汚れをつきにくくする機能を備えた塗料もあり、見た目の悪さに悩まされることが少なくなるかもしれません。

・資産価値を保つため

外壁塗装は見た目を美しくし、建物の耐久性を正常な状態に保ちます。
これらに関連して、資産価値を保つことにつながるでしょう。

建物の価値は築年数がたつにつれて落ちていくものですが、何も手入れしていないお家よりも、きちんと手入れを行っているお家のほうが価値は高いです。
中古物件として売り出すときには、その差がはっきりと出てしまうでしょう。
見た目が悪いと「もしかすると、建物の中身もぼろぼろかもしれない」「地震がきたときの耐久性が不安」など、購入希望者に対して懸念を抱かせます。たとえ安く購入できたとしても、住むとすればリフォームが欠かせない状態なので、それらの費用を考えると、契約には踏み切れないとしても不思議ではありません。

しっかりと外壁塗装などのメンテナンスが行われてきたお家を選ばれやすく、売却をしないとしても遺産として残せるでしょう。

・メンテナンス費の節約のため

外壁塗装は100万円ほどの費用がかかり、工事にも約3週間を費やすため、残念ながら見送ってしまっている方が多いです。
もしかして、儲かるから企業戦略の一つとして「外壁塗装が必要ですよ」なんて言っているのでは?と思っている方も中にはいるかもしれません。しかし、それは大きな間違いと言えるでしょう。

外壁塗装を行うと、長い目で見れば節約になります。
なぜかというと、そのままにしておくほうが将来的に大きな工事をしないといけない可能性が高く、費用も高くついてしまうからです。
外壁塗装はメンテナンスなので、その都度建物に必要な補修を行い、塗装で外壁を保護します。10年目に行っていれば軽い補修で済んだひび割れが、20年目に初めて行うと普通の補修では間に合わず、外壁材の張替えが必要な段階になっているかもしれません。
そうなると外壁塗装よりも高額な、170~250万円ほどの費用がかかるでしょう。
外壁塗装はその半分ほどなので、まだお財布に優しい工事です。
ぜひ適切なタイミングで行うようにしてみてください。

■外壁にこのような変化はありませんか?

外壁塗装の必要な外壁には、このような特徴が現れます。
見かけましたら、早めに工事の計画をするようにしてみましょう。

・色あせ

外壁の色が新築時に比べてあせた状態です。
南側や西側など、日当たりのいい壁に起こりやすいです。

・チョーキング

壁を触ると、白い粉が手にくっつきます。
どの外壁材も出荷時はあらかじめ塗装されていますが、時間がたつと紫外線によって塗膜が粉状になります。

・カビ、コケ、藻の汚れ

外壁が水を吸うようになると、長く水分が表面に留まるため、カビ・コケ・藻の胞子がくっつき増殖します。
水辺が近くにあると、比較的起こりやすいでしょう。

・ひび割れ(クラック)

経年劣化によるものや、地震や車両による振動によるものなど、さまざまな原因によって引き起こされます。
0.3mm以上になると、しっかりとした補修が必要です。

・シーリングの劣化

サイディングボードのつなぎ目部分には、ゴム状の「シーリング」という建材が詰められていますが、劣化するとひび割れや剥がれが生じます。

・サビの発生

金属系サイディングは劣化するとサビが生じます。
穴が空いたり、物理的に弱くなったりしてしまうので、見かけたら早めに塗装を検討しましょう。

・塗膜の膨れ、剥がれ

塗膜と下地の間に隙間ができ、膨れたり剥がれたりします。
剥がれてしまうと、下地がむき出しなので、雨漏りが進んでしまう懸念があります。

■香川県内の外壁塗装はCOLORSまで

COLORSは高松市を中心に香川県内にて外壁塗装・屋根塗装を承っております。
大手ハウスメーカーとは違い、打合せから施工まですべて塗装職人が担当いたしますので、お客様のご要望をしっかり反映できます。
地元に根差した塗装店ですので、立地環境についての経験や知識を生かして、しっかりとした耐久性の高い塗装工事を行えるのが強みです。
もしこちらで塗装工事をお考えでしたら、ぜひお見積りだけでもご依頼ください。

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■まとめ

すべての建物は取り壊す予定がない限り、メンテナンスが必要です。
外壁塗装は戸建て住宅に適したメンテナンス工事なので、適切なタイミングで行ってお家の耐久性・美観性・資産価値を保つようにしましょう。

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