外壁塗装の塗料の種類と選び方｜比較

2023.08.03

香川県で外壁塗装工事を行っております、COLORSの平山です。

先日、お客様より「どのような基準で塗料を選べばいいか分からない」とご相談を受けました。
外壁塗装に使用される塗料の種類は多く、それぞれ耐用年数や価格、機能に違いがあります。
また、昨今では機能性を持つ塗料も登場しており、どの種類を選べばいいのか悩まれている方は多くいます。

そこで今回は、同じように塗料選びに頭を抱えている方のために外壁塗装「塗料の種類」と「特徴」、「選び方」について、詳しく解説していきたいと思います。

ぜひ、住宅に合った最適な塗料を選ぶための参考としてご覧くださいね。

塗料に使用されている材料

塗料は「顔料」「合成樹脂」「希釈材」「添加剤」という4種類の材料で作られています。

●顔料

顔料は、塗料の色や艶の程度などを決める成分で、水や油、一般溶剤などに溶けない着色または無色の粉末のことです。
種類は「無機顔料」と「有機顔料」の2つに分類されます。

●合成樹脂

合成樹脂は、塗料の耐久性や柔軟性などを決定する成分です。

・アクリル樹脂
・エポキシ樹脂
・ウレタン樹脂
・フッ素樹脂

合成樹脂には上記のようにさまざまな種類があり、どの種類を使用するかによって塗料のグレードが決定します。

●希釈材

希釈材は、塗料の粘土を扱いやすい粘土に調整するために使用される、溶剤のことです。
揮発性のため、塗装した際には塗膜にならずに蒸発します。

●添加剤

添加剤は、「防カビ」「防錆」「防腐」「凍結防止」などさまざまな機能を塗料に付与する成分です。

塗料には水性塗料と油性塗料が存在する

塗料には「水性塗料」と「油性塗料」が存在します。

希釈材として水が使用されたものを水性塗料、シンナーが使用されたものを油性塗料といいます。
水性塗料は塗料の臭いが少ないことが特徴で、塗装工事の際に臭いを抑えたい場合におすすめです。
また、油性塗料には高い耐久性があり、金属部分などさまざまな素材に使用することができるという特徴があります。

塗料の種類と耐用年数

それでは、外壁塗装に使用される塗料の種類をチェックしていきましょう。

●アクリル塗料

アクリル塗料は、外壁塗装で使用される塗料の中でも最も価格が低い種類です。
そのため耐用年数は「約3年～5年」と短く、耐久性はほかの塗料と比べて低めです。

塗料は価格が低いからお得というわけではなく、耐用年数が短いと頻繁に塗替えを行う必要があるため、その分工事費用もかかってしまうという問題があるため注意しましょう。

●ウレタン塗料

ウレタン塗料はアクリル塗料の次に低価格の種類で、耐用年数は「約5年～7年」になります。
この塗料は、かつては数多くの住宅で使用されていましたが、昨今ではさまざまな塗料の開発によって減少傾向にあります。
外壁塗装の費用をできるだけ抑えたいという人に向いています。

●シリコン塗料

シリコン塗料は、価格と耐久性のバランスが良く現在多くの家庭で選ばれている種類です。
耐用年数は「約7年～10年」で、塗料選びに迷った場合はシリコン塗料を選べば問題ないといわれています。

●フッ素塗料

フッ素塗料の耐用年数は「約15年～」と長く、耐久性に優れた塗料を選びたい人におすすめです。
耐久性が高い分、価格は少し高くなりますが塗装工事の回数が減り工事の手間や回数を減らすことができます。

●無機塗料

無機塗料は、ガラスや鉱物、レンガなどの無機物を含む塗料で耐用年数は「約10年～15年」と耐久性が高いことが特徴の種類です。

●光触媒塗料

光触媒塗料は、太陽の光に当たると化学反応を起こし、塗膜の表面についた汚れを分解してくれる塗料で掃除の手間を減らしたい人におすすめです。
耐用年数は「約10年～20年」です。

●ラジカル塗料

ラジカル塗料は2015年に発売された比較的新しい塗料で、高耐候酸化チタンと光安定剤という成分が配合されています。
長期間塗膜の劣化を防いでくれるという特徴があり、耐用年数は「約14年～16年」とリーズナブルな価格で高性能な塗料を選びたい人におすすめの種類です。

しかし、ラジカル塗料は取り扱っている業者が少ないため、事前に業者に問い合わせをすることをおすすめします。

機能性のある塗料

・断熱塗料
・遮熱塗料

また、塗料には上記のような機能性のある塗料が存在します。
断熱塗料は、熱伝導を抑える効果を持った塗料で、室内を快適な温度に保ってくれる特徴があります。
また、遮熱塗料は、太陽の光を反射して室内の温度の上昇を防いでくれる塗料のため、エアコンの電気消費量を抑えることにもつながります。

何を基準に選べばいい？

・コストパフォーマンス
・耐久性
・機能性
・色や艶の程度

外壁塗装に使用する塗料は、住宅の見た目の印象を大きく左右する部分です。
しかし、選ぶ際は色や艶の程度だけではなく、耐久性や機能性も把握し価格とバランスの取れたものを選ぶようにしましょう。

外壁塗装なら『COLORS』にお任せください

COLORSでは、お客様のお気持ちに寄り添い高品質な施工を行います。
ぜひ、住宅の外壁塗装工事をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

今回ご紹介したように、塗料は種類によってそれぞれ違いがあります。
外壁塗装工事をする際には、塗料を比較しより住宅にマッチするものを選ぶようにしましょう。

この記事が、あなたの悩みを解決する手助けとなりましたら幸いです。

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